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2011年10月22日 (土)

垂直世界6 これまでの経緯

33s

垂直世界5 からのつづき
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 僕の創作意欲の源泉は、面白い小説デス。
 毎日、寝る前、ベッドの中での1、2時間が読書タイムとなります(またはネットにアクセスしてその日を終えるのですが)。

 昨年の5月にアップルからiPadが発売され、その使い心地に惚れて自分のiPad画集を出そうと決意してからは、
 今年9月のSF大会までに発売しようと死にものぐるいの作業がつづき、それは自分の読書の時間を削ることにも繋がってしまいました。

 ひと月ほど前にやっとそんな日々も何とか終り、発売されたと知ってすぐに読みたかったけど読めなかった本『老人と宇宙4 ゾーイの物語』(ハヤカワ文庫)を読み終えました (面白かった)。そしてその次に選んだのが「垂直世界」というタイトルに引かれて図書館で借りた、K・W・ジーター『垂直世界の戦士』(ハヤカワ文庫版は1998年刊行 Kevin Wayne Jeter "Farewell Horizontal")だったのです。

 読み出してすぐに、その物語世界に引き込まれました。

 雲を遥か下に見下ろす巨大なビル『 シリンダー 』の外壁、垂直面で繰り広げられる冒険。
 垂直の壁を自在に行き来するオートバイ。
 垂直面で行われる部族同士の戦争。
 改造されたサイボーグ戦士。

 その描写どれもが、ページを捲るたびに、強烈なイメージとなって僕の頭に浮かんできたのです。
 しかしすでに10年以上前に発売されたこの小説には、僕ではない別の方がカバーイラストを描いていて、僕はひとりの読者にすぎないのです。

 でも、この小説を絵にしてみたい欲求は高まるばかり。そんな気持ちをツイッターでつぶやき、それならもう勝手に描いてしまおうと決意して、発表する媒体を探すことにしました。

 最初に思いついたのは、オートバイの雑誌。
 小説はジーターの作品ですから、それを絵にするためには著作権の問題をクリアせねばなりません。その交渉ができる媒体でなければならないからです。

 そして次に思い出したのが( 青い鳥 )SFマガジンでした。

 SFマガジンでは、今年2011年から、巻頭のカラーページで、イラストレーターがSF・ファンタジイの好きな本を1冊選び、それをカラーイラストで描く、という企画が始まっていたのです。
 あわてて(もう夕方だった)SFマガジンの清水編集長に電話をしてみたら、

 「描き上げたら連絡してください。」と快諾していただけました。

 そしてすぐに、SFマガジン編集部、この巻頭カラーページの担当である梅田さんから、2012年1月号に掲載したい、という電話があったのです。

 小説を読んでいるときにはこのような展開になることは予想だにしておらず、文章を細かくメモしているわけでもなかったので、まずは記憶だけでラフスケッチを描き始めることになりました。
 構図もある程度固まったので,ここでもう一度小説を読み直し、細部を調整したり、メカのデザインをしていくことになります。

垂直世界7につづく

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