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2011年9月20日 (火)

日本の甲冑 3

日本の甲冑 2からのつづきですー


 さて今回は、甲冑の背中に固定する「旗」のことを書いてみたいと思います。

 甲冑に着替え始めた皆さんの写真を撮りながら気付いたのが、どの甲冑の背中にも不思議な形をした金具が付いていること。

0132010s

 その意味するところを理解できたのは、全員が甲冑を付け終わり隊列を組み始めた時。おもむろに、皆さんその金具に旗竿を固定し始めたのです。

023s

 そういえば日本が舞台の合戦シーンでは、兵士は背中から旗が上に延びていますが、その方法までは、僕はこれまで、それこそまったく意識したことはありませんでした。僕が大好きで、見たり読んだりしてきた西洋やファンタジーの世界に登場する合戦では、旗竿は腕で持ちます。つい最近も、iPhone・iPad版『加藤直之グイン・サーガ画集』のために、そんな絵を描いたばかりでした(コミック版グイン・サーガのカバー第6巻の絵は、作業途中で没にした絵が2枚あり、そのうちの一枚を、画集のために少しだけ加筆したのです)。

03_6

 西洋では(ファンタジーはどうなのかな?)旗を受け持つ専任の兵士がいて、兵士はその旗を、それこそ命をかけて守ります。帰属する国や城主や部隊の象徴なのですね。バーナード・コーンウェルの『炎の勇者シャープ』シリーズでも、敵の旗(ナポレオン軍の『鷲(イーグル)』)を奪うことは非常な名誉とされており、それがテーマになった巻まであるくらいです。
 しかし、日本の兵士が背中に付ける旗は、見た目も、重さも、そして意匠も違います。その理由がわかったのは、演武すべてが終わり、川越藩鉄砲隊の寺田会長(敬称略)が、その旗の意味を会場のお客さんに説明してくれたからでした。
 川越藩鉄砲隊の旗は、兵士ひとりごとに意匠が異なっています。戦場の混乱の中で、敵味方の識別装置の役目を果たす際、部隊だけでなく、特定の個人まで見分けることが出来る旗だったのです。そして保存会では、隊員は正会員として認められた際に 会長から会名をもらい、その会名とそれぞれの家紋を入れた旗を使うことが許されるのだそうです。唯一の例外が、本陣にいる指揮官です。指揮官の甲冑の背中にはこの金具が付いていません。

04s

 この方式により、部隊の指揮官からだけでなく、兵士の妻や子供からも、自分の夫や父が、戦場のどこで戦っているのかを知ることが出来るということでした。なかなか興味深い話ですね。
 ついでに、ぼくが『宇宙の戦士』のパワードスーツのデザイン監修をした時のエピソードも紹介しましょう。アクジョンフィギュアを出してくれた海洋堂や、プラモデルを販売してくれたウェーブから、パワードスーツ用のデカールのデザインはどうするかの質問を受けたことがあります。『宇宙の戦士』の機動歩兵は、戦場では互いに数キロ離れた距離で部隊を展開します。その時の識別用の番号やマークは、肉眼ではわからないほどの距離にいるだろうから、そんな番号やマークは必要ないだろうし、あるとしても敵から見えない「背中」だけにペイントするようにとお願いしました。
 それ以外は、機動歩兵が降下前にパワードスーツに乗り込むときに、自分のスーツが判別できればいいわけです。とくにリコが指揮を執ることになる小隊は、華美な演出を嫌いますから、なおさらですね。

0519s


2011年9月17日 (土)

イゼルローン要塞の司令部をデザインした日

アニメ『銀河英雄伝説』メカ設定画制作メモ からのつづき
最初から読みたい方はこちら

0724s
 イゼルローン要塞の司令部をデザインしたとき、完成した日付を絵に記入しておかなかったため、画集のどこに配置するかがわからずにトホーにくれていたのですよ(デザイン画のリストでは便宜上87年の8月1日にしていた)。

 でも、帝国のマーク(エンブレム)をデザインする前であることだけは、デザイン画の中に「ここに帝国のマークが入る」という記述があったのでわかりました。

 しかし、イゼルローン要塞の中の建物や回廊をデザインした時期には他にも大量のデザインをやっており、時間的にその頃に描けたはずはない。

 そこで、昔の日記をもう一度見直して、このあたりに描いていたに違いないと目星をつけてみたところ、

 (1987年7月23日の29時頃)司令部の絵5枚

という記述を発見。

 当時はまだ老眼に悩むなんて想像できないほどの小さな文字でびっしり書込んでいたので、見逃していたのでした。

アニメのメカ設定を「絵」ととらえたら につづく


2011年9月15日 (木)

アニメ『銀河英雄伝説』メカ設定画制作メモ

iPhone・iPad画集のイメージを作ってみた4 銀英伝メカ設定 からのつづき
最初から読みたい方はこちら

 iPhone・iPad画集の構成案の参考にするために、当時の日記を引っ張り出してきて、関連する記録を抜き出してみました。


1987年
87年6月2日 キティフィルムから電話
87年6月9日 下井草で銀英伝の会議
87年6月24日 銀英伝 石津のデザイン(同盟戦艦コンセプト)
87年6月26日 銀英伝 ブリッジ ラフ
87年7月6日 石黒さん(アニメ『銀英伝』監督)電話
87年7月17日 銀英伝 コスチューム
87年7月29日 19:00 銀英伝 ひろくん(スタジオぬえ社長) 朝5時まで銀英伝
87年7月30日 13:00 銀英伝 ひろくん
87年8月2日 午後 銀英伝
87年8月6日 22:00 銀英伝 ひろくん
87年8月14日 夕方 銀英伝 21:30 銀英伝2枚 深夜銀英伝
87年8月18日 14:30 ひろくん 夜銀英伝
87年8月20日 18:00アートランド(銀英伝』アニメ担当)
87年8月24日 17:00銀英伝3枚
87年9月9日 銀英伝発表会
87年9月16日 25:30 ひろくんから電話とファックス 銀英伝追加
87年10月4日 銀英伝10(原作の小説)
87年10月25日 夜までSFA銀英伝(カラー口絵)
87年10月29日 SFA銀英伝渡す
87年11月16日 キティ田原(プロデューサー)さんから電話

1988年
88年3月25日 下井草に田原さん
88年4月21日 昼から銀英伝1話 26時銀英伝
88年4月22日 13-15時、田原さん 13.5-15時 石黒さん、清積くん(メカ作画監督)かこいさん
88年5月20日 15:30ひろくん 29時銀英伝
88年6月13日 22時頃 銀英伝メカ
88年6月14日 11時頃 銀英伝メカ
88年6月20日 18時まで銀英伝
88年6月29日 夕方から夜まで銀英伝16話
88年6月30日 13-21時 銀英伝 27時銀英伝
88年7月7日 17:30ひろくん 27時頃銀英伝
88年7月13日 12:30まで 銀英伝12、13話 15:00ひろくん5枚渡す
88年7月19日 22-23時銀英伝
88年7月20日 11:30ひろくん
88年8月4日 16:30ひろくん銀英伝わたす
88年8月13日 16:00-17:30田原さん石黒さんかこいさん
88年8月14日 20:00-23:00銀英伝
88年8月15日 12:00-16:30銀英伝18話 17:00ひろくん銀英伝18話わたす 22:00-銀英伝19話
88年8月16日 13:00-16:30銀英伝19話 17:00ひろくん銀英伝19話わたす 23:00-銀英伝20話
88年9月21日 22:00-27:00銀英伝22、23話
88年9月22日 14:00ひろくん銀英伝
88年10月13日 16:00-20:00銀英伝24話すべて終り
88年10月21日 -23:30銀英伝(追加分) 了
88年10月22日 16:00ひろくん銀英伝3枚わたす
88年10月27日 16:30-20:00田中芳樹さん出版記念パーティー
88年11月16日 20:00-22:00キティ田原さん ひろくん

イゼルローン要塞の司令部をデザインした日 につづく

2011年9月13日 (火)

iPhone・iPad画集のイメージを作ってみた4 銀英伝メカ設定

『銀英伝メカ設定画集』アプリアイコン からのつづき

 といっても、まだ完成していませんが。
 きょうは、原作のカバーイラストのデジタル化作業をやっております。

Photo

 以下は、紙にエンピツ(シャープペンシル)で描いた設定画の画像を日付順にまとめたもののスクリーンショット(繋ぎ合わせてあります)であります。

S

 これをテキストデータにしたものが、以下であります。

▼メカデザイン発注書
062 メカデザイン発注書 帝国.jpg
063 メカデザイン発注書 同盟.jpg
064 星域図.jpg

▼帝国・同盟 艦内
033 同盟 艦内図書室.jpg
帝国 治療室ラフ2.JPG
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▼帝国・同盟 装甲服・軍服
001 帝国 装甲服.jpg
002 同盟 装甲服ラフ.jpg
003 同盟 装甲服.jpg
2930-2 同盟 装甲服ヘルメット スケッチ.jpg
2931-2 同盟 装甲服ヘルメット.jpg
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▼▼1984 新書カバー
▼▼1985 新書カバー
▼▼1986 新書カバー
▼▼1987 06以前
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▼初期案 艦橋
028 同盟 艦橋 アイデアスケッチ1.jpg
029 同盟 艦橋 アイデアスケッチ2.jpg
058 帝国 艦橋 初期案1 防護の概念.jpg
059 帝国 艦橋 初期案1 艦内での位置.jpg
2975-2 帝国 ブリッジ スケッチ横から.jpg
2976-2 同盟 ブリッジ スケッチ横から.jpg
2977-2 同盟 ブリッジ スケッチ前から1.jpg
2978-2 同盟 ブリッジ スケッチ前から2.jpg
2979-2 帝国 ブリッジ スケッチ2.jpg
2980-2 帝国 ブリッジ スケッチ1.jpg
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▼帝国・同盟 軍服
002 帝国 階級章.jpg
014 帝国 軍服1.jpg
015 帝国 軍服2.jpg
016 帝国 軍服3.jpg
017 帝国 軍服4.jpg
018 帝国 軍服5.jpg
019 帝国 軍服6.jpg
020 帝国 軍服7.jpg
021 帝国 軍服8.jpg
022 帝国 階級章 下士官.jpg
023 同盟 階級章 将校.jpg
024 同盟 階級章の位置.jpg
055 帝国 軍服デザイン 元絵.jpg
056 帝国 軍服 初期案アイデアスケッチ.jpg
057 帝国 軍服 初期案.jpg
2964-2 帝国軍服スケッチ.jpg
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▼▼1987年07月
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▼87 0710 帝国 ブリュンヒルト 艦橋初期アイデア
87 0710 帝国戦艦 艦橋の初期アイデア.jpg
87 0710 帝国 ブリュンヒルト 初期アイデア
87 0710 ブリュンヒルト 初期アイデア3.jpg
87 0710 中型戦艦(ブリュンヒルトへ転用).jpg
87 0717 ブリュンヒルト 初期アイデア4.jpg
87 0717 ブリュンヒルト 初期アイデア5.jpg
87 0717 ブリュンヒルト 初期アイデア6.jpg
2969-2 ブリュンヒルト 最初期1.jpg
2970-2 ブリュンヒルト 最初期2.jpg
2971-2 ブリュンヒルト 最初期3.jpg
2972-2 ブリュンヒルト 最初期4.jpg
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▼87 0719 帝国 標準戦艦(没)
87 0719 帝国 標準戦艦(没) スケッチ.jpg
87 0719a 帝国戦艦 スケッチ.jpg
87 0719b 帝国戦艦 スケッチ.jpg
87 0719c 帝国戦艦 決定稿.jpg
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▼87 0720 イゼルローン 桟橋 艦隊進入
▼a 桟橋
87 0720a イゼルローン要塞 桟橋 全景.jpg
87 0720b イゼルローン要塞 桟橋のアップ ラフ.jpg
87 0720c イゼルローン要塞 桟橋のアップ.jpg
▼b 艦隊進入
87 0720d イゼルローン要塞 艦隊進入 1.jpg
87 0720e イゼルローン要塞 艦隊進入 2.jpg
87 0720f イゼルローン要塞 艦隊進入 3.jpg
87 0720g イゼルローン要塞 艦隊進入 4ラフ.jpg
87 0720h イゼルローン要塞 艦隊進入 4.jpg
87 0720i イゼルローン要塞 艦隊進入 5.jpg
▼c 進入のバリエーション
87 0720 イゼルローン内部 7月
87 0720 イゼルローン要塞 内部構造.jpg
87 0720 イゼルローン要塞 内部構造図2.jpg
87 0720 イゼルローン要塞 砲塔.jpg
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▼87 0730 ユリシーズ
87 0730 同盟 ユリシーズ ラフスケッチ.jpg
87 0730 同盟 ユリシーズ 外形1.jpg
87 0730 同盟 ユリシーズ 外形2.jpg
2966-2 同盟戦艦アンテナが360度.jpg
2967-2 ユリシーズ スケッチ.jpg
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▼87 0730 帝国 ブリュンヒルト 外形
87 0730 ブリュンヒルト外形1.jpg
87 0730 ブリュンヒルト外形2.jpg
87 0730 ブリュンヒルト外形3上部構造物.jpg
87 0730 ブリュンヒルト外形4下部構造物.jpg
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87 0730 帝国 船外作業服.jpg
87 0730 同盟 船外作業服.jpg
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▼87 0731 スパルタニアン 外形と格納庫
87 0710 同盟 スパルタニアン アイデアスケッチ.jpg
87 0712 同盟 スパルタニアン ラフスケッチ.jpg
87 0731 同盟 スパルタニアン 外形.jpg
87 0731 同盟 スパルタニアン 格納庫ラフ.jpg
2968-2 スパルタニアン スケッチ.jpg
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▼87 0731 帝国 ブリュンヒルト 艦橋
016 帝国 ブリュンヒルトブリッジラフ.jpg
017 帝国 ブリュンヒルトブリッジラフ上から.jpg
026 ブリュンヒルト 艦橋 全体図ラフ.jpg
027 ブリュンヒルト 艦橋 中央部ラフ1.jpg
028 ブリュンヒルト 艦橋 中央部ラフ2.jpg
87 0731 ブリュンヒルト 艦橋 中央部.jpg
87 0801 ブリュンヒルト 艦橋 後ろから.jpg
87 0802 ブリュンヒルト ブリッジ艦長席.jpg
87 0802 ブリュンヒルト 艦橋 シート.jpg
87 0802 ブリュンヒルト 艦橋 横から.jpg
87 0802 ブリュンヒルト 艦橋 参謀席.jpg
87 0803 ブリュンヒルト 艦橋 操作パネル.jpg
87 0803 ブリュンヒルト 艦橋 砲塔操作室1.jpg
87 0803 ブリュンヒルト 艦橋 砲塔操作室2.jpg
87 0814 ブリュンヒルト 艦橋 オペレーター席.jpg
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87 0731 同盟 パトロクロス 外形1.jpg
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▼87 0731 同盟空母
87 0731 同盟 空母 開放型格納庫.jpg
87 0815 同盟 空母 外形1.jpg
87 0817 同盟 空母 開放型格納庫2.jpg
87 0824 同盟 空母 外形2.jpg
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▼▼1987年08月
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▼87 0801 イゼルローン内部 8月
87 0801 イゼルローン オートロード.jpg
87 0801 イゼルローン オートロードの原理.jpg
87 0801 イゼルローン 官庁街.jpg
87 0801 イゼルローン 上下移動用スロープ.jpg
87 0801 イゼルローン 内部構造概念図.jpg
87 0802 イゼルローン 建築物の例.jpg
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▼87 0801 司令部
012 イゼルローン 司令部 全体図.jpg
017 イゼルローン 司令部中央部分.jpg
019 イゼルローン 司令部 構造.jpg
020 イゼルローン 皇帝記念広場 列柱.jpg
021 イゼルローン 皇帝記念広場 全体図.jpg
022 イゼルローン 司令部 外形.jpg
046 イゼルローン要塞 司令部 アイデアスケッチ.jpg
047 イゼルローン要塞 司令部 立体スクリーン案1.jpg
048 イゼルローン要塞 司令部 A案.jpg
049 イゼルローン要塞 司令部 ラフスケッチ.jpg
050 イゼルローン要塞 司令部 B案.jpg
051 イゼルローン要塞 司令部 立体スクリーン案2.jpg
052 イゼルローン要塞 司令部 外形案B.jpg
053 イゼルローン要塞 司令部 外形案A.jpg
054 イゼルローン要塞 司令部 外形案.jpg
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▼87 0802 帝国 マーク 徽章
87 0802 帝国 マーク 徽章.jpg
2984-2 帝国マーク スケッチ.jpg
87 0802 同盟 スパルタニアン パイロット
87 0802 同盟 スパルタニアン パイロットスーツ.jpg
2937-2 スパルタニアン ヘルメット.jpg
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87 0803 索敵スーツ.jpg
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87 0803 帝国 巡洋艦.jpg
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▼87 0804 標準型戦艦
038 帝国 標準型戦艦 アイデアスケッチ.jpg
87 0804 帝国 標準型戦艦 外形1.jpg
87 0804 帝国 標準型戦艦 外形2.jpg
87 0804 帝国 標準型戦艦バリエーション 外形1.jpg
87 0804 帝国 標準型戦艦バリエーション 外形2.jpg
87 0814 帝国 標準型戦艦 艦橋中央部.jpg
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▼87 0806 ワルキューレ
87 0710 ワルキューレ 外形ラフ1.jpg
87 0710 ワルキューレ 外形ラフ2.jpg
87 0802 ワルキューレ パイロット.jpg
87 0806 ワルキューレ外形1.jpg
87 0806 ワルキューレ外形2.jpg
2973-2 ワルキューレ 最初期.jpg
2974-2 ワルキューレ スケッチ.jpg
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87 0814 帝国 駆逐艦.jpg
87 0815 同盟 巡洋艦.jpg
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▼87 0823 パトロクロス 外形2-3
87 0823 同盟 パトロクロス 外形2.jpg
87 0824 同盟 パトロクロス 外形3上部構造物.jpg
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▼▼1987年09月
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▼87 0901 スパルタニアン コクピット
87 0818 同盟 スパルタニアン 格納庫内部.jpg
87 0901 同盟 スパルタニアン コクピット.jpg
87 0901a 同盟 スパルタニアン コクピットイメージ1.jpg
87 0901b 同盟 スパルタニアン コクピット断面イメージ.jpg
87 0901c 同盟 スパルタニアン コクピットイメージ2.jpg
87 0901d 同盟 スパルタニアン コクピットスクリーン配置.jpg
87 0901e 同盟 スパルタニアン 二重キャノピー.jpg
87 0901f 同盟 スパルタニアン コクピット全体.jpg
88 0426 同盟 スパルタニアン コクピット正面スクリーン.jpg
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87 0917 帝国 高速戦艦.jpg
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▼▼1987 10
▼▼1987 11
▼▼1987 12
▼▼1988 01
▼▼1988 02
▼▼1988 03
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▼▼1988 04
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▼88 04 車両
077 サイドカー付二輪車のアイデア.jpg
078 4〜5人乗りコミューター スケッチ1.jpg
080 4〜5人乗りコミューター スケッチ2.jpg
081 4〜5人乗りコミューター ラフ.jpg
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▼88 0425 ハイネセン 警察車両
072 首都ハイネセン 警察車両アイデアスケッチ1.jpg
073 首都ハイネセン 警察車両アイデアスケッチ2.jpg
074 首都ハイネセン 警察車両 スケッチ.jpg
082 首都ハイネセン 警察車両アイデアスケッチ3.jpg
88 0425 首都ハイネセン 警察車両 決定稿.jpg
e 首都ハイネセン 警察車両 ラフ.jpg
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▼88 0509 4〜5人乗りコミューター.jpg
88 0512 少し大きめの車両 スケッチ.jpg
092 クルマのスケッチ.jpg
2920-2 クルマ.jpg
2921-2 クルマ.jpg
2922-2 クルマ.jpg
2925-2 クルマ.jpg
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▼88 0421 帝国 ブリュンヒルト艦内 休憩カプセル
009 帝国戦艦 艦橋裏の休憩室.jpg
015 休憩用カプセル アイデアスケッチ.jpg
032 帝国 タンクベッドルーム ラフ1.jpg
033 帝国 治療室ラフ1.jpg
034 帝国 タンクベッドルーム ラフ2.jpg
035 帝国 タンクベッドルーム ラフ3.jpg
036 帝国 移動式診察台 ラフ.jpg
037 帝国 治療室ラフ2.jpg
88 0421 ブリュンヒルト 手術室イメージ2.jpg
88 0421 帝国 タンクベッドルーム.jpg
88 0422 ブリュンヒルト 手術室イメージ1.jpg
2919-2 休憩タンクアイデア.jpg
88 0421 帝国 小型ハンドガン.jpg
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▼88 0421 帝国 連絡艇
88 0421a 帝国 連絡艇 着艦方式.jpg
88 0421b  帝国 連絡艇 外形ラフ.jpg
88 0421c 帝国 連絡艇.jpg
88 0620a 帝国 連絡艇コクピット内部配置.jpg
88 0620b 帝国 連絡艇コクピット 前から.jpg
88 0620c 帝国 連絡艇 操縦席.jpg
2998-2 連絡艇と同じ発想.jpg
88 0426 同盟 パトロクロス 自走式救急タンカ.jpg
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▼▼1988年05月
88 0509 同盟 ハイネセン 消防車
88 0509a 同盟 消防車ラフ.jpg
88 0509b 同盟 ハイネセン 消防車.jpg
2924-2 消防車.jpg
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▼88 0510 トールハンマー
88 0510 イゼルローン トールハンマー外形1.jpg
88 0510 イゼルローン トールハンマー外形2.jpg
88 0510 イゼルローン トールハンマー外形3.jpg
88 0511 イゼルローン トールハンマー内部案.jpg
88 0511 イゼルローン トールハンマー配備図.jpg
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▼88 0510 フェザーン 軌道エレベーター
88 0510a 軌道エレベーター1 全体図.jpg
88 0510b 軌道エレベーター2 基部.jpg
88 0510c 軌道エレベーター3 基部断面図.jpg
88 0510d 軌道エレベーター4 軌道ステーション.jpg
88 0510e 軌道エレベーター5 横から.jpg
88 0510f 軌道エレベーター6 地上から.jpg
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▼88 0511 ハイネセン 一般家屋コンピュータ端末
88 0511 ハイネセン 一般家屋コンピュータ端末.jpg
2927-2 端末.jpg
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▼88 0511 ヤンの自宅のテレビ
88 0511 ヤンの自宅のテレビ.jpg
2926-2 テレビJPG.jpg
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▼88 0511 同盟 ハイネセン 家庭用端末
88 0511 同盟 ハイネセン 家庭用端末.jpg
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▼88 0514 同盟側 憂国騎士団
88 0514a 同盟側 憂国騎士団コスチューム スケッチ.jpg
88 0514b 同盟側 憂国騎士団コスチューム.jpg
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▼88 0517 ヒューベリオン
88 0517 同盟 ヒューベリオン 外形.jpg
88 0521 同盟 ヒューベリオン 艦橋 アイデア.jpg
88 0521 同盟 ヒューベリオン 艦橋 スケッチ.jpg
88 0521a 同盟 ヒューベリオン 艦橋 ラフ.jpg
88 0528 同盟 ヒューベリオン 艦橋.jpg
88 0720 同盟 ヒューベリオン 格納庫アイデア.jpg
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▼88 0521 同盟 兵員輸送シャトル
88 0521 同盟 兵員輸送シャトル.jpg
88 0521 同盟 兵員輸送シャトル乗り場.jpg
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▼▼1988年06月
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▼88 0613 工作艦
88 0613 帝国 工作艦.jpg
88 0613a 帝国 工作艦アイデアスケッチ.jpg
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▼88 0614 帝国 超大型ゼッフル粒子発生機
88 0614a 帝国 超大型ゼッフル粒子発生機アイデアスケッチ.jpg
88 0614b 帝国 超大型ゼッフル粒子発生機.jpg
2997-2 86 04 ゼッフル.jpg
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▼88 0614 同盟 アルテミスの首飾り
88 0614a 同盟 アルテミスの首飾り アイデアスケッチ.jpg
88 0614b 同盟 アルテミスの首飾り.jpg
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▼88 0614 同盟 組み立て式ゼッフル粒子発生機.jpg
88 0614 同盟 装甲服白兵戦用武器.jpg
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88 0620 帝国 旧式の戦艦.jpg
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▼88 0629 同盟 130年前の戦艦
88 0629a 同盟 130年前の戦艦 アイデアスケッチ.jpg
88 0629b 同盟 130年前の戦艦 決定稿.jpg
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▼88 0629 同盟 パトロクロス バリエーション.jpg
88 0630 帝国 バルバロッサ 決定稿
88 0630 帝国 バルバロッサ 決定稿.jpg
2933-2 バルバロッサ アイデア.jpg
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▼88 0630 帝国 ロイエンタール、ミッターマイヤー艦
88 0630a 帝国  ロイエンタール、ミッターマイヤー艦アイデアスケッチ.jpg
88 0630b 帝国 ロイエンタール、ミッターマイヤー艦.jpg
88 0630 帝国 通常艦隊 旗艦.jpg
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1988 07
88 0701 帝国 旗艦 艦橋中央部.jpg
88 0712 帝国 バルバロッサ(没).jpg
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▼88 0713 フェザーン コンテナ船
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2934-2 フェザーン 軽コンテナ船 スケッチ.jpg
88 0713 同盟 上陸用舟艇.jpg
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▼88 0713 同盟ヘリ
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88 0712b 同盟 ヘリの内部 スケッチ1.jpg
88 0712c 同盟 ヘリの内部 スケッチ2.jpg
88 0712d 同盟 ヘリの内部 スケッチ3.jpg
88 0712e 同盟 ヘリの内部 スケッチ4.jpg
88 0712f 同盟 ヘリの内部 スケッチ5.jpg
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▼88 0718 帝国 輸送船
88 0718a 帝国 輸送船 ラフ.jpg
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▼88 0719 帝国 戦艦への乗艦用タラップ
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▼▼1988年08月
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▼88 0814 帝国 貴族たちの宇宙船
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2938-2 帝国 貴族 民需宇宙客船 スケッチ.jpg
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▼88 0815 帝国 ブラインシュヴァイク公の豪華な宇宙船
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▼88 0815 帝国 民需宇宙客船
88 0815 帝国 民需宇宙客船 展望室.jpg
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2935-2 帝国側 民需宇宙船 船首展望室アイデア1.jpg
2936-2 帝国側 民需宇宙船ブリッジアイデア2.jpg
2939-2 帝国 民需宇宙客船 ラフ.jpg
2940-2 帝国 民需宇宙客船 スケッチ.jpg
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▼88 0815 同盟 パトロクロス バリエーション
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88 0816 同盟 マウリヤ.jpg
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▼88 0816 同盟 トリグラフ
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88 0816a 同盟 トリグラフ アイデアスケッチ.jpg
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▼88 0817 帝国 自動追尾装置
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2947-2 自動追尾式機雷スケッチ1.jpg
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▼88 0819 帝国 長距離シャトル
88 0819a 帝国 長距離シャトル ラフ.jpg
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▼88 0820 帝国 強襲揚陸艦
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88 0820a 帝国 強襲揚陸艦 アイデアスケッチ1.jpg
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88 0820d 帝国 強襲揚陸艦 アイデアスケッチ4.jpg
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▼▼1988年09月
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▼88 0921 フェザーン 商船
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88 0921 フェザーン 商船 船橋.jpg
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▼88 0921 帝国 携帯用ゼッフル粒子発生機
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▼88 0921 帝国 小型高速艦
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▼88 0922 帝国 強行偵察艦
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▼88 0922 帝国 輸送艦 艦橋
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▼▼1988年10月
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88 1013 帝国 工作艦用切断ビームユニット.jpg
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▼88 1017 要塞 ガイエスブルグ(日付??)
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88 1017 ガイエスブルグ要塞 全体.jpg
88 1021 ガイエスブルグ 硬X線砲3.jpg
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▼88 1021 同盟 工作艦
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88 1021 同盟 工作艦用切断ビームユニット.jpg
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2000以降

アニメ『銀河英雄伝説』メカ設定画制作メモ につづく

日本の甲冑 2

日本の甲冑 1 からのつづきですー

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 『川越藩火縄鉄砲隊保存会』には、50〜60人の会員がいるのだそうです。
 日本全国、各地で鉄砲隊を披露してくださっているのですが、基本は「現地集合」「現地解散」。
 そこに何人が集合するかは会員の皆さんの都合によります。皆さん、どうやら普通のお勤め人らしいです。

 地元の川越で披露する時だけは(当然ですけど)殆どの会員が参加して一斉に撃つわけで、あの旧い昔からの街並の中(小江戸と呼ばれている、蔵造り家屋で有名なところ)での轟音は、靖国神社での十数名での時だって凄かったのに、さぞかし見物(みもの)でしょうね。
 じつは僕は、川越にはとても縁があって、自転車で観光したりお菓子のお店が並んだ商店街で買い食いしたり、もっと西へ走るときに通過したり、西武新宿線の最寄りの下井草駅から本川越駅まで輪行(自転車を折り畳んで袋に入れて持って行く)したり、突然の夕立で商店街の軒先をかりて雨宿りしたりと、愛着のある街なのですよ。

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 さて、甲冑の話。甲冑の体験(実際に着用して行進に参加)も出来るそうですが、そしてそれはとても魅力的な提案でしたが、妻とともに他の演武の写真も撮ることになっていたので諦めることに。「楽屋」には出版社の編集者もいらっしゃいました。これまでも雑誌の取材で一度、甲冑を着たことがあり、今回で2回目だそうです。同じ業界ということで、いろいろポーズをとってくれました。
 有り難かったのが、鎖帷子を布の表面に固定した腕の防護部や肩の防護板の内側部分。
 にしても、やっぱり鎖帷子はいいですねえ。西洋のものより網目が細かいし、飾りを兼ねたパーツがそこここに配置されていて(それらにもきっと意味があるのでしょうが)とても美しい。生地の素材の違いからか、西洋の布(フェルトが多いのかな)とは少し違う、独特のシワが寄るところも写真に撮らせていただきました。

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この腕を覆うパーツ。両肩の関節部分を守る役目も果たします。硬い素材で出来た胴の防護板は、両腕の動きを妨げないように肩の周りの前側が少し大きめに開いており、ここが弱点になることは明らか。西洋の騎士の甲冑では、この部分には専用の防護板がありますが、それは逆に腕の動きを大きく妨げます。日本の可動域優先の思想か、それとも騎士たちの防護優先か。日本の甲冑は、動きを優先しています。素材も全体的に軽く出来てます。

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 そして鉄砲の話。同じ火縄銃でも、西洋の場合、バーナード・コンウェルの『炎の勇者シャープ』(ナポレオンの時代の陸軍兵士の物語)。主人公はマスケット銃ではなく、多少弾込めに時間がかかっても、命中精度の高いライフル銃を使っている--のTVドラマや、その原作(小説)では、甲冑はサーベルを使う一部の竜騎兵が胴部分に付けているくらいで、どうやら防護重視の甲冑は馬がないと逆に不利になるのでしょうね。特に西洋では大砲や鉄砲の時代になるにつれ、甲冑はその役目を終えることになります。

 *編集の方が付けていた少し高額な甲冑は、乗馬にも対応した構造とのことでした。

次回は、甲冑の背中に固定する「旗」のことを紹介したいと思います。

12s

日本の甲冑 3につづく


2011年9月11日 (日)

日本の甲冑 1

04s

 靖国神社で開かれた奉納演武大会を見に行ってきました。

 誘ってくれたのは僕の妻。妻の活法の先生、柳生心眼流の島津師範が、大会の責任者なのです。
 この演武大会。妻が撮影して編集したビデオを見せて貰ってはいましたが、本物を見るのは初めてです。
島津先生にお会いしたのも一度だけ。町田にある柳生心眼流の道場に見学に伺い、そのとき道場に居合わせたお弟子さんたち(数人のロシアの巨漢)に脚を押さえられ、五十肩の治療をしてもらったとき以来でした。もっとも島津先生の姿やお声は、妻が編集中のビデオで見慣れてはいましたけど。

 朝、地下鉄を九段下駅で降りて地上に出てみると、そこは僕が時々自転車で通る、いつもの靖国通りでした。ちょうど靖国神社境内で開かれていた骨董市を(僕は古い金属の塊やオブジェが大好きなのです)大急ぎで見終えて、能楽堂の前に着いたのが午前9時20分。まだ島津先生やお弟子さんたちが、会場設営の真っ最中。
 そこで紹介されたのが、『川越藩火縄鉄砲隊保存会』の会長さんでした。
 この文章を書く前に保存会のホームページも見てみましたが、会長さんのお名前はまだ知りません。会の皆さんも「会長っ!」って呼んでいるし、「これは会長の甲冑です」みたいな感じの会話なので、そのまましばらく「会長さん」でいくことにします。
 「ではさっそく」と、会員の皆さんが甲冑に着替えるために陣取った場所まで案内され、会長さんが皆さんに僕のことを紹介してくださいました。
 「甲冑の取材をしている漫画家さんです」
 会長さんは、前にも漫画の監修をされていたみたいで(それは島津先生も同じ)、絵を描く人、イコール漫画家であったようです。
 でもそれはあとで説明することにして、着替え風景をどんどん写真に撮らせてもらいました。

 場所は境内の駐車場。甲冑を積んできたと思われるワゴン車が何台も停めてあり、その脇のスペースが楽屋なのでした。辺りには既に荷解きされた甲冑がところ狭しと並べられ、しばらくしたら皆さん下着姿(屋外での準備に慣れてるんですね)になって甲冑を着るためのインナーウェア(何と呼べばいいかワカラナイ)に着替え、まず脚絆(きゃはん)を付け始めます。脚絆を含め、甲冑はすべて左側から身に付けるのだそうです。戦場で、いきなり攻撃を受けても、「途中段階」の甲冑で防御しつつ右手に持った武器を使うのだそうです。
 甲冑を数える時の単位も伺いました。『領』です。最初は、戦車のような『両』かなと思いましたが、武士が身につける甲冑の価格は、その武士の1年分の収入と等しい。つまり与えられる農地、領地の「領」なのですね。

 そんな、「なるほどー」な話も伺いながら、会員の皆さんが、お一人で、または仲間に手伝って貰いながら甲冑を身に着けていきます。甲冑はご存知のように様々なパーツの集合体です。可動部は、複数の湾曲した板を紐で繋ぎ合わせてあり、西洋の甲冑に比べると遥かに自在に動きますから、板をそれぞれスライドさせると、とても小さくまとまります。これを、紐で固定したり、クッション材で包んだり、皆さん、大事な甲冑が傷まないように工夫されていました。
 甲冑はみな会長さんの所有物で、その「部下」である会員の皆さんに貸し与えられているのだそうです。管理や補修、修理は、会員個々の責任で行われます。パーツを繋ぎ合わせる紐がいちばん切れやすいのだそうです。そして甲冑の「インナー」肩や腕部分は、どれも右側が激しく痛んでいました。

 甲冑の重量は人の腰部分で支えます。ぼくはこれに非常に興味がありました。例えば、機動歩兵がパワードスーツ(強化防護服)を着たとき、どこでその重量を支えるものなのか。筑波大学の山海教授に『ロボットスーツ』のことを伺ったとき、ロボットスーツは腰で支えているとのことでした。きっと同じ理屈でしょう。両肩で支える構造は辛いのだそうです。それでも仙台藩の特に重い甲冑は、胸当て、背当て(名前はぼくが適当に呼んでます)にそれぞれ二つの穴が開けてあり、そこに通した紐を肩にタスキがけにして重量を分散します。つまりそうではない通常の甲冑は腰で支えられ、甲冑の両肩の内側は、宙に浮いている形になります。肩の部分には指1本分の隙間を残し、その状態を保ったまま腰の紐をキツくしばります。

Img_3598s

 こうやって文章で説明すると、スペースがいくらあっても足らなくなりそうなので・・・(図で描いたら簡単なのだ)。なかなか充実した時間を過ごすことが出来ました。
 皆さん、兜を被って、背中に旗竿を固定して、それぞれ袋に入れた火縄銃を持って準備完了です。
 隊列を整え、他流派の皆さん、他の鉄砲隊の皆さんと合流し、いよいよ境内のパレードです。
 そして午後からが演武となります。刀や十手、身体そのもの(体術)鎖、棒、紐などを使った演武が総て終ったあと、最後に鉄砲隊の登場です。会場には多くのカメラ、ビデオが三脚に据えられていましたから、いずれユーチューブにアップロードされるでしょう。読者の皆さんにはそれを見てもらうとして。鉄砲隊の皆さんの表情は、午前中のそれと違って真剣そのものでした。そりゃそうだ。なんたって火薬を扱うのですから。
 今日は、天気予報では曇りのはずだったのに、とても暑い日になりました。皆さん、汗が顔中に吹き出していました。
 こちらも、撮影中動くことが出来ずに、やっぱり日焼けが、帰ってからのお風呂でヒリヒリしましたですよ。

 演武会が終了したあと、鉄砲隊の皆さんに挨拶にいきました。ちょうど広場で、海外からの観光客の要望に応えて記念撮影の真っ最中。撮影も終わり、会の撮影担当の方に連絡先を伺い、興奮冷めやらぬ僕は、今日中に甲冑の絵をインターネットで公開することを約束しつつ、お別れしたのでした。

 それがこの絵です。まずは撮影した写真をいっさい見ずに絵を描いてます。まだ描き初めですが、なんとなく来年のSF大会のライブペイントのテーマが見つかった気がします。まあ、どうなるか、いつものように(今回の絵も)ぶっつけ本番なので、先は不明ですけど。ひょっとすると、別の時代の、別の地球の甲冑になってたりして(笑)
 

10s

日本の甲冑 2 につづく


2011年9月10日 (土)

画集アプリの視覚化表現3 スカイラーク

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01

 今回つくってみたのは、今までとまったく逆のパターンです。

 1967年から68年にかけて(つまり40年以上前に)東京創元社から発売された『スカイラーク』シリーズ全4冊の装画、カラー口絵、モノクロの挿絵の「原画」を収録したミニ画集アプリです。
 文庫本でたった4冊分。それも、原画の多くが所在不明になっており、通常なら点数が少なすぎてとても画集など作れません。書店に並ぶ本にはそれなりの厚みが必要だからです。しかし、電子画集なら大丈夫。さらに、印刷コストなどを気にすることなく、モノクロの挿絵もすべてカラー画像で紹介できますから、黒でもいろいろあるインクの色合いの違い、ペン先が紙に食い込んだ跡、絵の具の盛り上がり、絵を印刷するときの手書きの文字、紙の黄ばみ、紙が一部折れ曲がったり、修正用の絵の具が剥離したり(金森さんが自分で削り取っている場合もありました)切り貼りした部分まで見て取ることが出来ます。
 原画の撮影ではわざと照明を片側だけから当て、絵の表面の絵肌(マチエール)を再現しています(自分のデジタル一眼レフカメラで行いました。照明の反対側が暗くなるのは、コンピュータで補正してあります)。
 挿絵には、保護のためトレーシングペーパーが糊付されていました。剥がすことは不可能です。そこで、これも原画の情報と捉え、画集に収録することにしました。ただし、アプリを起動しただけでは表示されません。左上のインフォメーションアイコンをタップしたときと、画集をカタログモードにしたときに画面の右下に表示される砂時計アイコンをタップした場合にのみ、表示されます。今回作った画集の『視覚化表現』では、青い枠が付いたものがそれです。
 アプリの後半は、絵の一部を、マクロレンズで撮影したものです。普通は、美術館でしか見る機会のないような細かい部分。絵全体を観賞するのとは少し方向性が違いますが、絵の成り立ちを知る上ではとても大事な情報です。
 アプリでは、作品はすべて、かなり拡大できるような画質で収録はしてありますが、金森さんの絵は、さらに近づいてみたくなるようなマチエールがそこらじゅうにあったので、この方法を取りました。40年以上も前の絵ですが、アナログならではの魅力が溢れた絵でもあります。ぜひ、ダウンロードしてお楽しみください。

金森 達『宇宙のスカイラーク』原画蒐集

iPhone・iPad画集のイメージを作ってみた2 グイン・サーガ

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 こちらも、実際に作ってみて驚きました。

 いやあ、我ながらすごい数です。もちろんモノクロの挿絵があるから枚数が増えるのは当たり前なんですけど。前回も今回も、スケッチや、加筆前の絵のイメージを上に重ねてありますが、メイキングのムービーについては、どういった効果を付けて配置したらいいのか、まだ検討中であります。

加藤直之 グイン・サーガ画集


2011年9月 9日 (金)

iPhone・iPad画集のイメージを作ってみた1 時空間画抄

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640

 App Store用に書いたアプリの紹介文ではどうしても作品の数や、スケッチなどが収録されている雰囲気がつかみづらいかもと、具体的でわかりやすい表現に挑戦してみました。

 ★ 少し暗く処理してあるのが、普通に表示されるもの

 ★ 明るくてバラバラに配置してあるのは、個々の絵に付属する、スケッチやメイキングの簡易アニメ(動画)です。付属の画像は、上端のツールアイコン表示>左上のインドメーション・アイコンをタップ>右下に現れるアイコン(イメージ、動画、などがあります)をタップすると表示されます


SF画家加藤直之 時空間画抄

2011年9月 7日 (水)

iPhone・iPad画集、発売!

         ★★★現在、iOS 8 対応版を準備中です(2015年春、公開予定)★★★

                     SF画家加藤直之 時空間画抄
                  NAOYUKI KATOH  "TIME & SPACE"

Ipadipod_touchs
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                      加藤直之グイン・サーガ画集
                  Naoyuki Katoh's GUIN SAGA Art Work

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                  金森 達『宇宙のスカイラーク』原画蒐集
        TOHORU KANAMORI's "THE SKYLARK OF SPACE" Illustrations

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               第50回日本SF大会『ドンブラコンL』サイン帳アプリ
               Autograph book application for DONBURACON L

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