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2011年1月29日 (土)

ダイナミックフィギュアの作り方1

今回から、早川書房から2月に発売される三島浩司さんの『ダイナミックフィギュア』のカバーイラスト制作メイキングを連載開始デス。

01s

  ぴろぴろぴろ・・・

ある日、早川書房編集部から電話。

  パワードスーツが出てくる小説のカバーイラストをお願いできますか?

そういわれちゃあ、何が何でも引き受けるしかありません。

  やりますやります! すぐに校正刷りを送ってください!

長さは1800枚。上下刊になります、とのこと。
こいつはまた、オイシイ仕事だー
好きなふうにメカ描いて、お金をもらえるんですから。

ぼくは、基本、小説を全部読んでから、カバーの絵を描くことにしています。
例えば,アメリカでは、昔は小説の内容に関係ないカバーイラストを使うことがよくあったそうで、
ぼくが、小説を全部読んでからイラストを描くといったら、とっても驚いた作家さんがいましたけど(オースン・スコット・カードさんです)、日本の出版美術の世界では、描写に忠実なのはもう、樺島勝一の時代から当たり前なのです。

例えば、武部本一郎さんの火星シリーズの挿絵は、フラゼッタのいい加減な(ゴメン)絵に比べれば、(だって、足が2本と書いてあるのに、フラゼッタは4本脚に描いてたりするのよ)驚くほど文章の描写に忠実で、感動モノでしたが、後に『ローダン』の依光隆さんが、

  ネクタイの柄までちゃんと考えて絵に描くよ

とおっしゃっていたのを聞いて、ああ、日本のイラストレーターは真面目なんだなあ、と。

んで。校正刷りがどーーん、と届いてその分量に愕然。前もって1800枚とは聞いていたけど、この分量は半端じゃない。

でも、基本,長い物語が大好きな僕としては、これは望むところ。
早速読み始めたのでした。

でも、ちょうどiPad画集の準備で、凄く忙しい時期だったのね。
しかも、パワードスーツの話じゃない。巨大ロボットが出てくる・・・
(面白かったから良かったけど。『宇宙の戦士』の導入部みたいに、戦闘シーンから始まってたし。)


そんなある日。
まだあんまり読めてない状態のときに、担当編集者さんから

  SFマガジンで物語の一部。戦闘シーンを掲載しますから、挿絵3点、よろしく!

(もう少し常識的な口調でしたが)

と連絡があって・・・。

だって、「読んでから描く」を信条にしているぼくでも、さすがにこれからこの分量を一気に読むなんてことは、到底無理。

そこで、全部を読み終える前に、絵を描くことになりましたが、ロボットの描写全部を洗い出していないわけで、一部は推測で描くしかない状況に陥ってしまったのです。

ダイナミックフィギュアの作り方2につづく


文章は時々遡って修正しています(^^)
誤字脱字の間違いはそのままになってるかも。


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