トップページ | 2011年2月 »

2011年1月30日 (日)

『宇宙の戦士』トール文庫化のこと

03s

『宇宙の戦士』トール文庫(ハヤカワ・オンラインのページ)

文庫版『宇宙の戦士』の挿絵の
オリジナルとトール文庫の比較デス。

一枚目。
背景が暗いことを利用して、その黒い部分で切断して延長
01s

2枚目。
手前に配置した彫塑(ロダンの作品かな)の資料が見つからず、
それでは上下に延長できないからと、いっそのこと全部を描き直す暴挙に(^^)

上から見下ろした絵にしたかったので、美術館のショップで買った『ニケ』のフィギュアを写真に撮り。それを下絵に描きました。
03s


『ダイナミックフィギュア』本来のカバーイラストの締め切りが(延ばしてもらったんだけど)
明後日なので、今回はちょっと手抜きになっちゃいました。

(つづく)

2011年1月29日 (土)

2009年に描いたパワードスーツのスケッチ4点

九州方面の出版社のための仕事で描いたスケッチかな?

よくわからないけど、ちょっと朝食の量が多すぎて動けないので、仕事場に行く前の時間を利用して紹介。

01s_2


02s


03s


04s


ダイナミックフィギュアの作り方2

画像は、カバーイラストを描くときにいちばん大事な、絵の印刷サイズ(発注書)。

01j

文庫や単行本でも、各社によってサイズはいろいろですから、これがないと作業が始められません。
ちょっと前に、早川文庫の『宇宙の戦士』がトール文庫されましたが、普通の文庫よりもかなり縦が長くなってます。

通常は重版のときに、カバーイラストを別のものに換えちゃうんだけど、さすがに『宇宙の戦士』ではそれができなくて(有り難いことでございます)、編集部から

  上下を延長していただけますか?

という連絡があったのですが、一昨年までだったら、

  はい、やります! いつまでですか?

なんてふうに普通に答えていたに違いありませんが、昨年のぼくは違うボクになっていたのです。

そう、『グイン・サーガ画集』を出すために、自分が過去に描いたアナログの絵を、デジタルで加筆するウマミを知ってしまっていたのでした。

『グイン・サーガ画集 カバーメイキング』

電話を受けた瞬間、いろいろな事柄が頭の中を駆け巡りました・・・。

『宇宙の戦士』の絵を宮武と二人で描いたのは1977年のこと。
何度も版たのです。ぼくはこれがとても気になってました。

だって、30年前の、自分の絵がまだまだ未熟だった時のとっても「下手な絵」のまま、あいかわらず世間には流通してるのです。『グイン・サーガ』も同じでした。なかにはとっても「恥ずかしい」絵もあったりして、アメリカで発売されたグインでは、こっそり「老将軍の顔」を加筆していたりしてたから(それが、画集では、総ての絵をもういちど考え直す切っ掛けになった)、これを機会に(人生、めったにあることじゃないのだ!←「文庫」が「トール」文庫に変更になる)、『宇宙の戦士』の口絵も挿絵も、ぜーんぶ、修正しちゃおうと考えたのでした。

ただし、宮武が担当したパワードスーツの部分だけはいっさい、いじらないことにして。


ダイナミックフィギュアの作り方3につづくけど、
『宇宙の戦士』の挿絵の修正についてはこちら


ダイナミックフィギュアの作り方1

今回から、早川書房から2月に発売される三島浩司さんの『ダイナミックフィギュア』のカバーイラスト制作メイキングを連載開始デス。

01s

  ぴろぴろぴろ・・・

ある日、早川書房編集部から電話。

  パワードスーツが出てくる小説のカバーイラストをお願いできますか?

そういわれちゃあ、何が何でも引き受けるしかありません。

  やりますやります! すぐに校正刷りを送ってください!

長さは1800枚。上下刊になります、とのこと。
こいつはまた、オイシイ仕事だー
好きなふうにメカ描いて、お金をもらえるんですから。

ぼくは、基本、小説を全部読んでから、カバーの絵を描くことにしています。
例えば,アメリカでは、昔は小説の内容に関係ないカバーイラストを使うことがよくあったそうで、
ぼくが、小説を全部読んでからイラストを描くといったら、とっても驚いた作家さんがいましたけど(オースン・スコット・カードさんです)、日本の出版美術の世界では、描写に忠実なのはもう、樺島勝一の時代から当たり前なのです。

例えば、武部本一郎さんの火星シリーズの挿絵は、フラゼッタのいい加減な(ゴメン)絵に比べれば、(だって、足が2本と書いてあるのに、フラゼッタは4本脚に描いてたりするのよ)驚くほど文章の描写に忠実で、感動モノでしたが、後に『ローダン』の依光隆さんが、

  ネクタイの柄までちゃんと考えて絵に描くよ

とおっしゃっていたのを聞いて、ああ、日本のイラストレーターは真面目なんだなあ、と。

んで。校正刷りがどーーん、と届いてその分量に愕然。前もって1800枚とは聞いていたけど、この分量は半端じゃない。

でも、基本,長い物語が大好きな僕としては、これは望むところ。
早速読み始めたのでした。

でも、ちょうどiPad画集の準備で、凄く忙しい時期だったのね。
しかも、パワードスーツの話じゃない。巨大ロボットが出てくる・・・
(面白かったから良かったけど。『宇宙の戦士』の導入部みたいに、戦闘シーンから始まってたし。)


そんなある日。
まだあんまり読めてない状態のときに、担当編集者さんから

  SFマガジンで物語の一部。戦闘シーンを掲載しますから、挿絵3点、よろしく!

(もう少し常識的な口調でしたが)

と連絡があって・・・。

だって、「読んでから描く」を信条にしているぼくでも、さすがにこれからこの分量を一気に読むなんてことは、到底無理。

そこで、全部を読み終える前に、絵を描くことになりましたが、ロボットの描写全部を洗い出していないわけで、一部は推測で描くしかない状況に陥ってしまったのです。

ダイナミックフィギュアの作り方2につづく


文章は時々遡って修正しています(^^)
誤字脱字の間違いはそのままになってるかも。


2011年1月27日 (木)

2001年6月26日17時12分

4日が経過

描き進むに連れて、見た目の変化は少なくなってきます

20010607a06s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)

こんな時は裸眼立体視をすると、
あーら不思議。加筆した部分だけがチラチラして見えるのです
この手法は、二つの絵を並べて

 さぁ、どこが違う?

なんていうクイズでも使えるテクニックであります
(交差法)
今回の絵はここでオシマイ

20010607a0506s


2001年6月22日17時25分

前回の絵から2時間とちょっとが経過
にしては、変化が大きいかも

20010607a05s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)

2011年1月26日 (水)

終りなき戦いの戦闘服 その2

終りなき戦いの戦闘服 その1からのつづき

というわけで、立体造形の参考にしてもらうために
描いた絵がこちら

01s

スーツに乗り込むときに「二枚貝のように二つに割れる」の割れ方を検証した絵


04s

実はこの分割方法やヒンジの位置は、実際に立体にしてみたら矛盾があったそうで、
じゃあ、その立体にあわせて、僕の設定のほうを修正してしまえ、ということになり、

届いたのが、コレ

全部で5つ 行き先はもう決まってます。

朝比奈さん(ウェーブのパワードスーツのプラモデル開発担当)
ジョー・ホールドマンさん
ロジャー(アメリカのファン。ホールドマンさんと親しい)
マット(吉祥寺に住んでる、いつも通訳してくれるSFファン)
そして僕の分


184336cs

そして、フィギュア(パーツ)のステレオ写真です
(交差法)

S

組み立てたものは次の機会に。

 ★追記
 ジョー・ホールドマンさんは、届いたフィギュアを、ヒューゴー賞ネビュラ賞のトロフィーと一緒に並べて、飾ってくれているんだって。すごーーーい!!


2011年1月25日 (火)

2001年6月22日15時6分

3日後の午後3時。

毎日、昼ちょっと前に仕事場に行き、3時頃にお八つを食べます。
それが僕の昼食なのですが、その時間に、作業を中断して
絵のバックアップを取っている・・・のかな。
10年前のことで覚えていないけど。

20010607a04s

(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)

2001年6月19日15時8分

30分経過

20010607a03s

(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)


2001年6月19日14時41分

20010607a02s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)

2011年1月24日 (月)

2001年6月7日11時7分

始まりはいつもこんな感じ
(今回は少しわかりやすいかな)

20010607a01s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)


2011年1月23日 (日)

終りなき戦いの戦闘服 その1

すでに元の早川文庫では別の人のカバーイラストになっちゃった
ジョー・ホールドマンの『終りなき戦い

ぼくが文庫のカバーで描いた戦闘服のデザインを昨年、完成させることになりました。
戦闘服を立体化してくださったファンにお見せするために新たに描いたものです。
190426_2057s
  (↑ 2010年4月26日)


もともと、文庫のカバーイラストでは、戦闘服は、前から見た(それも少しかがんだポーズ)
で描きましたし、その時点では、戦闘服のデザインは「見えてるところだけ」。
1985_10s
  (↑ 1985年10月制作)


それを仕上げたのが、ラピュータから出ることになった『機甲天使ガブリエル』(宮武一貴・加藤直之共著 ラピュータ刊)にコラムを描くためでした。そのときに背中の放熱フィンを書き加えましたが、その時もまだ、背中の形は決まっていませんでした。
0960971421001_2149s
  (↑ 2008年10月)


背中の放熱フィンは一枚ずつ、動くようにデザインしました。
ここは、小説とはちょっと違いますね。
19s

終りなき戦いの戦闘服 その2につづく

ステレオ写真 01

ともに交差法です。

どちらも普通のデジタル一眼レフカメラで撮影。
ステレオベース調整用に少しずつ位置を横にずらしながら何枚も撮影。
モニタを見ながら最適な2枚を選択。

Top090825


Photo


ステレオ写真を撮るなら

0114a2s_2

0114b2s_2


2001年6月26日18時21分

柱にもたれかかった戦士の身体をもう少し見せるために
階段の幅を奥側に延長。

ここでいったん、作業を中断。
そして10年が経ちました。

19991208c06s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)


2001年6月26日18時10分

着彩開始

19991208c05s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)

2011年1月22日 (土)

2001年6月26日17時38分

これまでが下準備。

いよいよ制作開始

19991208c04s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)


2001年6月22日19時55分

2週間後。

絵を上下に延長。
最初の構想時にはイメージできていなかった、背景に奥行きを与えるため。

いったんモノクロにして構図を再チェック。
画像サイズを拡大(細部を描き込んでいく準備)。

19991208c03s
(オリジナルサイズ 1200×1600ピクセル)


2001年6月8日12時7分

1年半が経過。再開

19991208c02s_2
(オリジナルサイズ 800×800ピクセル)


1999年12月8日17時51分

描き始めはいつもこんな感じ

19991208c01s
(オリジナルサイズ 800×800ピクセル)


2011年1月21日 (金)

ブログ始めました

こんにちはー

自分のホームページ以外でも画像を公開できるように
ブログを始めることにしました。

トップページ | 2011年2月 »